交通のマヒした関東、車は渋滞にはまり思い出のワイナリーのワインと共に帰宅したのは夜中の3時。 お気に入りのワインより夫の無事が何よりありがたかった。 3,11以降、今までの暮らしと同じというわけにはいかず 手探りながら忙しい毎日でありました。 被災地に涙し、余震におびえ、計画停電に振り回され、 インフルエンザにかかった娘の看病。 チェルノブイリやスリーマイルの事故の内容や核被災地の状況、 放射線防護の知識を私なりに調べていくうちに 政府やマスコミ、暫定基準に不安を感じ 食材は北海道に九州、西の地域のものを選ぶようになりました。 4月に入るとTwitterやmixiのコミュニティをはじめ情報収集。 放射線数値を下げるため家の中を水ぶき、 テラスやエクステリアをデッキブラシでこすり ソファカバーやクッションカバー、カーテンなどを洗濯…と 日々、除染をしつつ今後の余震の備えの強化をしました。 今まで避難用持ち出しリュックは大きなものを一つ用意しているだけでしたが 小分けにして家族の人数分用意しました。 浜岡原発の事故や富士山噴火に備え、 屋内退避が出来るように窓の目張り用品やネコのトイレ砂。 非常食や水の備蓄、防じんマスク・ポリエチレンレインコートなど。 ヘルメットまで購入(^^; それから知事や市長、教育委員会に放射線量の計測、土俵の入れ替えや給食、 運動会、プールについての意見をメールしてみたり。 5月になるとそれまではなんとか手に入っていた西の野菜が少なくなったのと スーパーのはしごに疲れ、野菜・牛乳・卵を九州からお取り寄せ。 ミネラルウォーターのペットゴミに加え、お取り寄せが増えたことで段ボールゴミが増え… 今まで興味のなかったコストコに通うようになりキッチンはすっかり外国かぶれ。 結局小学校では校庭の線量を測ることなく運動会が開催され、 いつもは体育館や校庭でお弁当を食べるのですが 我が家は一度帰宅して昼食をとりました。 家の周りの土を採取してこちらのイベント(★)にも家族で参加… 6月に入ると2カ月も前に申し込んだウォーターサーバーがやっと届き 日々、ミネラルウォーターを購入することがなくなりました。 空間線量も落ち着いてきたので娘はマスクをせずに登校するように… (マスク登校している子はクラスで娘くらいでしたけど…笑) 半袖やショートパンツと肌の露出が増えたので 帰宅後はシャワーをしてルームウエアに着替えて対応。 学校の個人面談で担任に相談し、 給食の気になる食材を控えさせていただくようになり少し心配が軽減されました。 プールは残念ながら一度だけ放射線量を測って決行することになり 見学者は日蔭のプールサイドに裸足だとか… 震災後、娘は体育授業とバレエレッスン以外はほとんど運動をする機会はないので 運動不足と暑い中プール授業を見学するストレスのリスクを考え ゴーグル着用でプール授業受けています。 本当はプール授業は中止にし普通の体育授業がベストかと思うのですけど…。 健康に対する考え方が人それぞれなのと同じように 被曝への意識も考えも人それぞれ…。 夫婦でそして娘と3人でひとつひとつ話し合い 我が家なりに答えを見つける機会がとても増えました。 放射能も心配ですが、ストレスに運動不足、野菜不足だって良くないのです。 やれる範囲で防護したら後は楽しんで暮らす。 家族で笑顔でいることが何よりの良薬であると感じています。
by kaco_room
| 2011-06-25 11:29
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