実は苦手な草花、ガーデニング。 土をいじるのは苦手、虫は嫌い。 フラワーベースに活けるのもうまくいかないし、 水を取り替えるのも面倒だし、ヌルヌルが嫌い。 花や葉が落ちると汚れるし… そんな私がお花を活けるのは 記念日になると夫が買ってくるミニブーケくらい… それでもお家を持ったら欲しいな、と思っていたのがムスカリ。 お店で売り始めているのを見てもなかなか「この子!」と 思える出会いがなかったのですが 雛人形を片付けた頃やっと出会えて我が家にやってきました。 ムスカリを手に入れた帰り道、お花と一緒に電車に揺られ なんだかとっても心が満たされる感覚。 不思議なくらい気持ちのいい満足感。 そんなワクワク感が忘れられず、それからも切花を買って帰るようになりました。 活けるのは苦手だけどお花と向き合って対話しながら 長さを決めて活けてみるとヘタクソでも意外に楽しかったりして… そして花のある部屋になれてしまうと ない空間が寂しく思えてまたお花屋さんへ足を運ぶ。 変われば変わるものです、気の持ちようの単純さに自分でも笑えます。 自分でプランターに植えた草花たちはとても可愛いもので 水やりすら楽しい。 ガーデニングの本を買ってみたり、グッズも少しずつ増えてくる。 あんなに毛嫌いしていた草花が最近の私のささやかな癒しになっています。 久しぶりに読み返しました。 最後の数ページ、内容がわかっているのに ボロボロ涙が溢れ出てしまいました…バスの中で読んだのは大失敗。 自分にとっての幸せとは、そして人の死とは… とてもさわやかに心に染み入る大好きな物語。 いつか娘に読んでもらいたい大切な本ですが この本を読んで私の想像していた豊かで美しい自然や草花、 西の魔女(主人公の祖母)のおだやかな笑顔… 映画化は楽しみなような怖いような複雑な気持ち。 読むと食べたくなるキッシュも久々に焼きました。
by kaco_room
| 2008-04-02 18:16
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